人間に興味が無い

拝啓  閲覧者様

私は SixTONESを4年ほど担いでいるオタクです。

2019.2.14に沼落ちしたと推定されるので、満4年の記念として、人間に興味が無いニンゲンが生身の人間を推し続けている数奇な現状と過程をしたためます。つまり、ほとんど自分語りです。ご容赦下さい。

 

タイトルである「人間に興味が無い。」ですが、そのままだと少し語弊があります。「他人の決定に興味が無い」と言った方が正しいかもしれません。

どんな関係性の相手でも、どんな決定をしようが私の興味は動かないのです。同様に、誰が何をしようが私にはほとんど影響がありません。例えば、推しが知らぬ間に結婚していても、教え子が志望校に受からなくても、親友がいきなり仕事を辞めても、相手への感情は一定です。

 

また、趣味や仕事・プライベートの互換性はありません。なので、オタクとして得たプラスの感情が、仕事で受けたストレスを軽減することはありません。全く別物として脳が認識します。

 


こんなニンゲンですが、他人の思考や過程は気になります。

何を考えているのか。何を経験してきたのかが気になるので、当時の人間の脳みそが見える神話伝承は好きです。(余談:この趣味で進路を決めました)

 


どうして、思考や過程を気にするのか。

根幹を探るため、幼少期を振り返ります。

 

幼稚園児だった私は「お姫様より真後ろで見守るだけのメイド側がいい」やら「家族ごっこを自分が演じるより、本の世界を神の目線で読みたい」やら主張していました。

他の世界を垣間見る事や、自分が他の世界に干渉せず、ただ受容することを求めていました。

 

以上から、私は趣味を楽しむ時に、「現実世界との乖離・登場人物と自分との互換性がないことを望む」という価値観が根底にある という特性が大きく影響していると思われます。

 


そんなニンゲンが、突如「現代を生きる人間の生き様」と相互的(に見える)コミュニケーションを売る「生身のアイドル」にハマるのです。

 


正直、すぐ飽きると思っていました。というのも、アイドルが自身の思考や過程を売り物にしている場面に遭遇することがなかったからです。完成された曲とパフォーマンス、不変的な人間関係のメンバーによって作られたバラエティーなど「結果」だけが容易く大量に得ることが出来たことで、すぐ飽きていたのでしょう。

 


しかし…SixTONESへの興味は4年も続いています。何故なのでしょうか。

まず、SixTONESが多面体で変化し続け、鎖国的で一貫性があるからだからだと考えます。

 

グループという限定的な空間で、相対する人間との関係に合わせた全く異なる態度が見受けられ、時間の変遷に伴ってはっきり変化している過程も観察できます。

また、それが短期間で終わらないところも関係していると思います。常にある供給の全てに一貫性があるので、今日SixTONESから得た「結果」が明日には「過程」となっています。

最早、SixTONESに「結果」などないのかもしれません。

 


また、SixTONES6人に対するオタクの人数は計り知れず、自分が何万分の1でしかないことも私には良いのだと思います。例えば、私が何気なく発信したことが、原文ママで本人たちに伝わることは大方無いでしょう。

「私」という現実が「アイドル」という異世界に過干渉しないこの構図によって、SixTONESの独自性と私の現実世界は区切られ守られている様に思えます。

 


ですが、正直私が独りでオタクをしていたら、これら↑に気づくところまで辿り着くことなく、飽きていたと思います。

誰が、私をこんな継続力のあるオタクにしたのか………確実に弊TLの影響でしょう。

私が選りすぐった「最強のteam SixTONES」は、私が全く気づかなかった事象を見つけ出し、咀嚼し、先行研究と関連付けて、提示してくれます。

受動態で生きていきたい私には願ってもない超快適空間が広がりました。

弊TL本当にありがとうございます。

 


こうして、人間の人生決定に興味が無いニンゲンは、生身の人間を推し続けることと相成りました。

 

 

 

-結びにかえて-

SixTONESさん 日々楽しみをありがとうございます。

芸能界という異世界で、ジャニーズアイドルという肩書きとSixTONESという名前を背負い、日々懸命に自己研鑽を続ける姿には、尊敬の念ばかりです。

また、その姿から片時も目を離さず、応援し続ける弊TLの皆様も日々お世話になっております。本当にありがとうございます。

 


上記にもありますが、今後皆々様がどのような決断をしても、きっと私は変わらず「あ〜すきだなぁ〜」の気持ちを持ち続けるのだと思います。

 

私は今後も無責任に


「好きなことして、幸せになって欲しい。」


それだけをふと思い、あくまでも自己中心的に趣味へ邁進していきます。

 


敬具。